腫瘍科(がん・しこり)

犬の肝臓腫瘍(Canine Liver Tumors)

犬の肝臓腫瘍(Canine Liver Tumors)

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、腫瘍がかなり大きくならないと症状が出にくいのが特徴です。最も多いのは「肝細胞癌」で、一つの大きな塊を作るタイプが最も手術で治りやすいとされています。その他、胆管細胞癌や血管肉腫などがあります。

疫学(発生傾向・予防):10歳以上の高齢犬に多く見られます。特定の予防法はありませんが、健康診断の血液検査(肝数値の上昇)や超音波検査で見つかることが一般的です。

診断(必要な検査):
CT検査:肝臓は血管が非常に複雑に入り組んでいるため、CTで腫瘍と大きな血管の位置関係を把握することが手術の安全性を高めるために不可欠です。
超音波検査・生検:腫瘍の性状を確認し、可能であれば針生検を行います。

治療法:
外科手術:塊状型の肝細胞癌であれば、肝葉切除術による完治が期待できます。当院では術中の出血を最小限に抑えるデバイスを駆使して手術を行います。

予後:塊状型の肝細胞癌は、完全に切除できれば数年単位の長期生存が期待できる、比較的予後の良いがんです。

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