腫瘍科(がん・しこり)

猫の皮膚腫瘍(Feline Skin Tumors)

猫の皮膚腫瘍(Feline Skin Tumors)

猫の皮膚腫瘍は、犬に比べて悪性(がん)である確率が高い傾向にあり、注意が必要です。猫で多いのは「基底細胞腫(多くは良性)」「扁平上皮癌(悪性)」「線維肉腫(悪性)」などです。特に「猫の注射部位肉腫」は、ワクチンなどの注射部位に発生する極めて攻撃的な腫瘍として知られています。
疫学(発生傾向・予防):白い毛の猫では、紫外線による影響で耳の縁や鼻に「扁平上皮癌」が発生しやすいため、過度な日光浴を避けることが予防に繋がります。

診断(必要な検査):
生検・病理検査:猫の皮膚しこりは診断が難しいことが多いため、組織の一部を切り取って詳しく調べる検査が重要です。
CT検査:特に線維肉腫などは、外見以上に奥深くへ広がっているため、CTによる事前の正確な把握が手術の成否を分けます。

治療法:
外科手術:がんの場合は、非常に広い範囲を一度に切除する積極的な手術が必要です。
その他の治療:扁平上皮癌では、部位によって手術が困難な場合、凍結療法や光線力学療法などが検討されることもあります。

予後:悪性度が高いものが多いため、しこりを見つけてから「様子を見る」期間を短くし、早急に治療を開始できるかがQOLの維持に重要です。

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